ゴーイングコンサーン
ゴーイングコンサーンは、「継続企業の前提」とも呼ばれ、会社が将来に渡って事業を継続して営むことを指します。寺嶋技術士事務所は、経営工学の側面から、このゴーイングコンサーンをご支援します。
寺嶋技術士事務所は経営工学の
サービスマネジメントを専門として
経営全般の支援をおこなう事務所です。
今日、人材の定着率低下や新たな採用が困難な厳しさもさることながら、業務プロセスの生産性の向上が旧態依然とした業務スタイルの組織では更に厳しい環境に陥ります。組織の全ての人が自立的に行動する活性化した組織環境の構築が喫緊の課題となっています。 わたくしは、業務プロセスの改善手法を用いて、現状の課題や問題点の「見える化」、経営改革改善策の立案・実施、成果を「見える化」することにより、ひとを大切にした強い組織・活用力ある組織づくりをお手伝いしています。
「人は城、人は石垣」 フランク・ギブニー著(大前正臣訳)
・M社(電子部品製造会社)入社時(昭49年3月)、事業所内部門長主催の歓迎会で新入社員全員に別々の書籍を頂きました。わたくしが頂いた書籍が「人は城、人は石垣」でした。この書籍の原書は「ひよわな超大国・日本」です。当時に現在の日本の予言と忠告とそして大切にすべきことを米国人が示していてくれました。偶然の出会いではありましたが、この書籍が、わたくしの会社在職時代そして現在の事務所の考え方、姿勢になっています。現在も書棚に大切に保管しています。
・そして、このタイトルには続きがあります。元々は、「風林火山」で有名な武田信玄公の甲陽軍鑑(武田信玄の戦略・戦術を記した軍学書)の中にある勝利の礎「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」からのことばです。 信玄公は人の力がないと城があっても役に立たない。信頼できる「人」の集まりは 強固な「城」に匹敵すると考えていたそうです。更に人は、情をかけると味方になる一方、権力で抑えつけたり不信感を与えると必ず反発にあい、害意を抱くようになると説いています。
・適材適所で個人の才能を十分に発揮できる集団を作ることが大切で、「その人材こそが城であり石垣であり堀である」と教訓を残しています。人物をよく見極め、組織を機能させるための役割づくりが大事です。会社の戦略や個人の役割がシンプルで、明確にすると人は動きやすくなります。役割があると自分の存在価値が高まります。役割意識が個々のモチベーションをも高めて、仕事の効率効果も上がりやすくなります。 信玄公はさらに「信頼してこそ、人は尽くしてくれるもの」 という言葉も残しています。
・信玄公は口だけでなく、時に頭を下げて自分から先に「人」を信じようと心がけたそうです。仕事へのモチベーションは、人を信頼して対話することで高まります。家臣の士気も上がったに違いありません。
・企業にとっての財産は、工場や機械ではなく、それを扱う人なのです。
疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る
・業務改善の担当となったころに、IBM阪上浩氏が主帝する「勁草塾」を受講する機会を得ました。この塾名の由来に共感し、今も自身の取組みの支えになっています。
・「疾風」とは、速く激しく吹く風。 「勁草」とは、風雪に耐える強い草。
強い風が吹いたときに初めて、それに負けない強い草を見分けることができることから。 『後漢書・王覇伝』に「子独り留まりて努力す、疾風に勁草を知る」とあるのに基づきます。